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wxPython(Phoenix)で始めるGUIプログラミング【ウインドウの設定 - 1 】

この記事について

こちらにまとめられています。

nippori30.hatenablog.com

今回、何をするか?

前回はウインドウをただ、立ち上げただけなので、ウインドウに、色やタイトル、大きさなどの設定を加えていきましょう!

とりあえず動かしてみよう!

赤く、縦 300px、横 400pxの「タイトル」というウインドウを立ち上げてみましょう。

# app.py
import wx

app = wx.App()

frame = wx.Frame(None, -1)
frame.SetTitle('タイトル')
frame.SetBackgroundColour((255, 0, 0))
frame.SetPosition((200, 100))
frame.SetSize((400, 300))

frame.Show()

app.MainLoop()

次のように実行するとこのような画面ができるはずです。

> pythonw app.py

f:id:nippori30:20170916015249p:plain

解説

前回からの変更点のみを解説していきます。

frame.SetTitle('タイトル')

SetTitle()はウインドウタイトルを設定するメソッドです。
これがウインドウのタイトルとなります。

frame.SetBackgroundColour((255, 0, 0))

SetBackgroundColour()は背景色を設定するメソッドです。
(R, G, B)を指定します。

frame.SetPosition((200, 100))

SetPosition()はウインドウの起動位置を設定するメソッドです。
(横, 縦)を指定します。

frame.SetSize((400, 300))

SetSize()はウインドウサイズを設定するメソッドです。
(横, 縦)を指定します。

これらをまとめると、「タイトル(‘タイトル’)」という、「画面の左上(SetPosition())」の方に「400x300(SetSize())」の「赤い(SetBackgroundColour())」ウインドウが立ち上がるようになります。

次回

ウインドウに装飾を増やしていくことに備え、ウインドウ用に一つクラスを作りましょう。